インドの会社に勤める日本人のブログ

インドの会社の雰囲気などについて実体験をもとに情報発信します。

インド会社のビジネスモデル

Namaste!

 

今回は日本におけるインドの会社の典型的なビジネスモデルについて書いていこうと思います。

 

インドの会社、特にITの会社はサービスプロバイダーという側面が強いです。

ITも絡めた様々な業務をインドに持ち帰り、サービス・マンパワーを提供するかが基本的ビジネスモデルとなっています。

 

簡単なイラストを作るとこんな感じです。↓

 

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日本にいるエンジニアは直接カスタマーと対峙して、どのようにカスタマーのビジネスをサポートできるか、ITや豊富な人材力でどのようなサービスを提供できるかなどを日々カスタマーと接するなかで分析し提案します。

 

カスタマーからのニーズがあれば、その仕事をインドにいるオフショアエンジニアに説明し、業務のファシリテーションをします。

いつまでに、どのようなアウトプットが欲しいのか、もしくはどのような継続的サービスが必要とされているのかをクライアントから聞き出し、インドチームと連携をとりながら仕事を進めていきます。

 

なぜカスタマーが自社でや他の日本の会社でなくインドの会社に依頼するかというと、まず1点目にコストが抑えられるからです。インドで働くエンジニアは平均給与が日本の水準よりも低いため、依頼額も少なくなります。

2点目にインドには優秀なエンジニアが非常に沢山いるため、クオリティの高いアウトプットが日本よりも早く得られることが期待できます。インドの大手ITで働いているエンジニアの多くは、大学試験や入社試験などにむけて高い競争率の中、勉強をしてきた専門性を持っているエンジニアが多いです。

そのような点に着目して、日本企業(や先進国の企業など)はインドの会社にサービスの提供を依頼します。

もちろん、中には日本でしかできない仕事や業務もあります。

しかし多くの仕事はインドで行われます。そのビジネスモデルが会社により利益をもたらすからです。日本だけで仕事が完結してしまうと、日本で働いているエンジニアには日本水準の給与が払われるため、同じ仕事でもコストがかかり利益が小さくなってしまいます。

なので日本に滞在するエンジニアは、いかにインドで行える仕事を受注するかが求められています。

もちろん、カスタマーとビジネスについて話すためにはカスタマーのビジネスを把握したうえで、テクノロジー知識・自社サービスのケイパビリティなどを承知していることが必要です。

 

まとめると、インド会社のビシネスモデルは

が主軸となっており、日本で働くエンジニアには

が求められています。

 

IT人材が不足する日本のマーケットで今後特に伸び代のあるビジネルモデルであると思います。

 

では、Dhanyavaad!