部署異動編② ~部署異動後に感じた、インド人チームと日本人チームの大きな違い~
Namaste !
今回は前回の部署異動編①に続く記事となります。
私が部署を異動したことで、異動前と大きく変わったことが3つあります。
1. 一緒に働くチームメンバーの構成
2. 働く雰囲気
3. 業務内容
それぞれ詳細を記していきます。
1. 一緒に働くチームメンバーの構成
これについては180度変わりました。異動前の部署では、上司や同僚含め、共に働く人は全員インド人でした。
異動後は、プロジェクトが小さく構成人数も5名以下のプロジェクトでしたが、全員日本人となりました。
会話やドキュメントの言語も、英語から日本語に変わりました。
2. 働く雰囲気
一緒に働く方々の文化も変わり、働く雰囲気も大幅に変わりました。
まず、普段の自分の行動言葉遣いにかなり気をつかうようになりました。
インド人チームと仕事をしていた時は、用いる言語が英語であったことも作用し、10年未満くらいの年次の差はほとんど意識することなく、コミュニケーションを測っていました。
インド人の仕事が滞っており、期日までになんとか仕事をしてもらう必要がある時は
「This is what you have to do now. Get start your job and done by tomorrow」
などと、フランクに会話し、仕事をすすめることができていました。
しかし、日本人と仕事をする場合はそうはいきません。
例え同世代であっても、会話の細部に気を配らないといけなくなります。
業務内容について議論していて、内容を確認しなければいけない時に、
「ちょっともう一回説明して」
といったり、
何か作業を進めてもらう必要がある時に、
「早く早く!」
とは言えないのです。
相手が同じ年齢であっても、年次が上の場合は、当人が気にしていなくても、周りにいる上司(50代とか)から「先輩への口の利き方が気に食わない」と横槍が刺さります。
同年齢の先輩が、気にしていない意志をその上司の伝えた場合でも、その上司は常に言葉遣いをチェックしてきます。
また、このような年次がほんの少し違う同僚へのフレンドリーな接し方はマイナスに個人評価されることもわかりました。
そして社内には評価制度があるので、横槍を刺してくる50代上司にはいい顔をしないと、給料にも悪い影響が出てしまいます。
シンプルに業務をチームでこなして、顧客の満足度を高めることだけでよかったインド人部署に比べると、やはり日本人チームは少なからず息苦しさがあります。
とはいえ、早いうちにいわゆる「日本企業的」職場コミュニケーションや評価について感じ取れたのは良かったことだと思っています。
3.業務内容
インド人部署にいた時は、私が唯一の日本人メンバーだったこともあり、
・クライアント(日本人)と直接やり取りをしてビジネスを進めていく。
・インド人の意図することや、クライアント(日本人)の意図することを相互理解させるための中間役。
的な業務もありました。
通訳さんは別にいたので、自分が通訳になることはほとんどなく、あくまでビジネスに関わる意思疎通や認識合わせで、中間役をやったりもしていました。
何より、直接クライアントと話をし、ビジネスを進めていくのはすごく面白いと感じることのできる現場でした。
異動後の日本人部署ではこの業務内容も大きく変わりました。
まず、クライアントに対して話をするほとんどの役割は先輩が担います。よって議事録など事務的な作業も多くなりました。
また、上司の日本人で英語が全く話せない人も多く、インド人部署にいた時以上に通訳を頼まれることもありました。
良い面しては、日本企業においてプロジェクトがどのように進められているのかを、ドキュメント作成だったり、日々の業務を通して学び取れることです。
以上、今回は上記3点を主に記しましたが、やはりそれぞれプロジェクトやプロジェクトチームによって文化や特色は違い、人種までもフルに違えばその違いはより大きなものとなると思います。
職場で写真は取れないので、今回はインド人チームにいた時の同僚(5年次上)の写真を。
平気で shut the hell up! と言えます。笑
では、Dhanyavaad!