部署異動編③ ~部署移動を希望した理由~
Namaste!
今回は前回と前々回に引き続き、部署異動③を書きます。
そして今回は私がなぜ部署異動を希望したか、その理由を記したいと思います。
1.勤務地ロケーションによるチャンスの差。
2.日本でのビジネス/仕事の型を身につける。
3.ロールモデルの不足。
4.業務内容への期待。
それぞれ詳しく書いていきます。
1.勤務地ロケーションによるチャンスの差。
ここでいうチャンスとは、いわゆる技術の研修/セミナーや、ミートアップに参加し、自分の知見や技術を深めたり、コネクションをつくる機会です。
私が勤めている会社に限ったことではないと思いますが、技術系の会社は、社内でも頻繁にナレッジシェアやベストプラクティスのセッションが行われます。
社内セッションが開かれるのはほとんどが東京本社のセミナールームです。
稀にビデオ中継で、顧客常駐先からも参加できますが、五感を使って得る情報量の多さや、他参加者自分の存在を知ってもらうのも、やはり現地で参加している方が優位です。
実際に本社に帰ってきてから参加した社内セッションでは、QAやその後の雑談を通してセッション内容以外の知識シェアして頂いたり、トレーニングに参加させてもらったりと、多くのチャンスを得ることができました。
また、社外イベントも東京では頻繁に行われています。
なので業務後に社外のミートアップなどに参加すること容易です。
本社に帰ってきてからは、実際にRPAのミートアップやスクラム(Agileのフレームワーク)のセッションに参加したりしました。
このようなチャンスが、地方での勤務だとやはり比較的少ないと私は思います。
2.日本でのビジネス/仕事の型を身につける。
インド人部署では、インド人に囲まれて英語を用いながら仕事を進める方法を学ぶことができました。クライアントとインド人同僚に挟まれながら、求められていることを見つけ、自分の立ち位置を考えて仕事をしました。
しかし、この環境だけだと、いわゆる一般の企業において、どのようにチームが作られて、どのようにステークホルダーが関わり合い、どのようにビジネス/仕事進めていくのかを実感することができませんでした。
自分が今後、数年後に転職を考える際に、インド人の間での働き方だけしか知らない状態よりも、インドと日本、どちらのビジネスの進め方も知っておいた方が良いだろうと思ったからです。
実際に、日本人メンバーのチームでは、デフォルトとして必要なドキュメントや手続きが多くあります。(それらが有効無駄かの議論はおいといて)
そのような事を一通り年次の若いうちに知っておきたいと思いました。
3.ロールモデルの不足
これは自分にとってかなり大きい問題の一つでもありました。
インド人部署だと、50代くらいのマネジメント職のインド人を除いて、20-30代くらいの同僚は、ほとんどが1-2年で母国帰ってしまいます。
一時的に結婚や大学院などの資金作りに日本に来ていたインド人も少なくありませんでした。
そのようなインド人は、今の仕事に不満があっても、あと数ヶ月我慢すれば良い、といったメンタリティーであることが多く、現状改善するために余計に仕事をふやしたり、転職を考えたり(VISAの問題もあります)することがほとんどありませんでした。
また、日本人の先輩上司が全くいない職場だと、数年後にどのようなスキルが身について、どのように会社内外から評価される人になるのか、全く参考になるロールモデルが存在しません。
そのような状況に対する不安もありました。
4.業務内容への期待
最後に、異動先の部署における業務内容の対する魅力と期待です。
筆者は一通りシステム開発を経験したいと考えており、その経験が詰める部署への異動希望がありました。
異動して良かったか?
良かったです。
上記4つのポイントを満たすことができていますし、やはり関わる人のジャンルや数が増え、毎日新しいことに悩み、学習して学ぶ機会を持てています。
インドの街中です。タクシーから取った写真。
もし同じような境遇に悩んでいる人がいたら、参考になれば幸いです。
では、Dhanyavaad !