インド企業に勤める際の難点
Namaste ~ .
これまでは割とインド企業に勤める中での、良い面にスポットライトを当ててきました。
今回は少し雰囲気を変えて、インド企業で勤めているなかで難しいなと思ったことを少し書いていきたいと思います。
難点1、日本のバックオフィスオペレーションがほぼ届かない。。。
日本で勤務しているインド人は、ほとんどがインドでの採用で日本には数年という短い期間の勤務である場合が多いです。
そのため、日本オフィスのバックオフィスのオペレーションが届かないことが多いです。
より具体的には、
■年金制度などについて知っている人がほぼいない。→企業年金や保険などについて先輩から教えてもらうようなことができない。
■(日本人多めのプロジェクトに比べると)企業の提供する研修や、メンター制度などが全く管理されていない。
などがあります。
日本企業に多い事務的な手続きが、存在はするんだけれども色々とガイドしてくれる方はおりません。
なので日本人が多い人事部から色々な提出書類や案内の通知がきますが、それらに対して説明してくれる同僚や上司はおりません。
この点は少しめんどくさいと感じてしまいます。
しかし、メールベースで人事部とやり取りをすれば、手間や時間は多少かかるものの、解決するのでデメリットと言うほどのことではないです。
難点2、日本人のロールモデルが持てない。
以前の記事でも書きましたが、(自分の場合は)周りは100%インド人に囲まれているので日本人の上司はおりません。
なので、3年後・5年後・10年後などを考えられるようなロールモデルとなる先輩日本人社員がおりません。
これは結構難しいことであったりもします。
インド人は真面目で頭も良いですが、ほとんどが1-2年でインドに帰国してしまうので、日本でのキャリアの気づき方や成長のノウハウなどは自分で考えて決めていくしかありません。
3年後、5年後に自分はどのようなマーケットバリューがある人間になっているのか、前例が無いというのは結構不安です。
難点3、ヒンディー語で話されると理解できない。
インド人はみんな英語が流暢ですが、母国語は英語ではありません。
なのでインド人同士の会話ではヒンディー語やその他の母国語を話していることも多いです。(インドには何十個も言語がある)
そうなると当然ながら内容は理解できません。
業務内容に関係することで、自分の業務にも関連のあることであれば議論は基本的に英語で行われます。
しかし、インド人同士で土日の様子などの日常的な会話や、飲み会で酔っ払ったときの会話などにはヒンディー語が頻繁に使われます。
そんなときは、疎外感というほどではありませんが少しばかり寂しさを感じることもありますね。
とこんな感じで今回は3点ほど、筆者がインド企業に勤めていて難しいなと思ったことを記してみました。
是非参考にしてみて下さい。
なんでも質問も受け付けています〜!
では、Danyavaad!