インドの会社に勤める日本人のブログ

インドの会社の雰囲気などについて実体験をもとに情報発信します。

部署異動編① ~部署異動の希望から実現まで~

Namaste !

 

前回記事から少し時間が経過してしまいました。

今回はインドの企業で新卒1年目だった私が、部署を異動した経緯について、その中でも部署を異動したいなと思い始めた頃から実現するまでの過程の部分を記したいと思います。

 

部署の異動を希望する理由については他の記事にて記したいと思います。

 

・部署異動の希望を伝える。

まずは部署を異動したいという気持ちを伝えなければなりません。

私は下記の方々に異動の希望や気持ちについて伝えていきました。

 

1. 現場で共に働くチームメンバー

2. 本社オフィスにて現場をサポートしてくれる同部署の事務の方々

3. HR担当者

4. 異動前の部署のHead

5. 異動希望先の部署のSub-Unit Head

6. 異動前の現場のManager

 

以下、上記についてそれぞれもう少し詳しく、どのタイミングでどのように伝えたのかなどを記していきます。

 

<詳細>

1. 現場で共に働くチームメンバ

彼らとは基本的に毎日同じ環境で仕事をし、毎日会話をし、時には食事や飲みに出かけたりもする仲です。

チームメンバには、異動について考えていることを異動する大分前(実際の異動の2-3ヵ月前)から休憩時間やお酒を飲んでいる時に話をしていました。

彼らは年次も近く、新しい技術を学べる環境にいたいという想いも共通して持っていたことから、異動については誰しもが前向きに応援してくれました。

彼らに背中をずっと押してもらえたのは、異動の希望をHRや上司に伝える時にかなり勇気になりました。

 

2.  本社オフィスにて現場をサポートしてくれる同部署の事務の方々

次に相談したのは本社オフィスから事務的なことをサポートして下さっている方々です。

異動の1ヵ月前くらいから相談していたと思います。

普段から事務的な内容についてやり取りする回数も多く、時には現場の様子なども気を遣って頂いていたので、相談をしやすかったです。

当時は新卒1年目でもあり、社内における異動のプロセスを教えて頂いたり、実際に異動した先輩方とコンタクトをとって繋いで頂きました。

 

3. HR担当者

次に、HRの人材開発を担当する方々に異動の希望と近況を相談しました。

ここで話をしたHRの方々は日本人社員の方でした。

異動の3週間くらい前に、本社で研修の機会があり、その時に時間をつくって頂きました。

この際の面談では、現場での業務内容や状況と、抱えている不満や希望、次の部署ではどのような業務をしたいと考えているのかなどを話しました。

配属1年目の社員が半分わがままを言っていると思われてもおかしくない状況でしたが、親身に一つ一つ話を聞いてくれたことを覚えています。

ここで面談をしたHRの方々が、現場(愛知)からだと会話する機会がほとんどない、自分の所属する部署のUnit HeadやSub Unit Head(東京本社)に、色々と話を通してくれたのだと思います。

 

4. 異動前の部署のHead

異動が決まる2週間ほど前に、部署(Unit)のHead(インド人)が私が働いている現場(愛知)に出張で訪れました。メインはクライアントとの打ち合わせでしたが、忙しいスケジュールの中で、15分ほど時間をとって話をして頂きました。

現場での状況や、希望について話を聞いて頂いた後に、リリース(部署異動)の承諾をしてくれました。

その際に嫌な顔せず、来年度の新卒に対してはどのように現場が改善できるか、なにかアドバイスはあるか、などフィードバックを求めていたこと、異動先でも All the Bestと健闘を祈って頂いたことに感銘したことを覚えています。

 

5. 異動希望先の部署のSub-Unit Head

また上記4とほぼ同時期に、本社に再度研修で訪れた際に、異動希望先のSub Unit Head(日本人)と話しをする機会をつくりました。

このSub Unit Headとどのようにコンタクトをとったかというと、以前本社に研修で訪れた際、同じ研修を受けていた1年次上の先輩から、業務内容について説明を頂き、部署のSub Unit Headに彼の名前を通して連絡をしてよい(異動について打診してよい)と許可を頂いたことにはじまります。

Sub Unit Headとの面談においては、その部署の業務内容と、自分の希望がマッチしていること、異動した後にどのようなプロジェクトにアサインされる可能性があるかなどを確認しました。

 

基本的に部署の異動は、所属部署からのリリースの承認と、受け入れ部署の用意ができていれば可能です。

なので、この面談の時点で、異動については実現することが8割方確定し、あとはタイミングだけということになりました。

 

6. 異動前の現場のManager

最後に、現場のManager(インド人)にこれまでの経緯を相談しました。もちろん彼は私が異動について色々な方々に相談し、面談等していることを知っていますが、直接異動させてくれと頼んだのはこの時が初めてであったと思います。

本当は一番最初に相談すべき相手であったと思いますが、この時は最後になってしまいました。

彼もUnit Headと同様に、今の現場では何が不満だったのか、次年度の新卒にはどのように対応したらよいかなど、常に現場の改善を図るフィードバックを求めていたのが印象に残っています。

Managerとは、クライアントにどのタイミングで報告し、業務引き継ぎを他メンバーとどのように進めるかを話し、異動の日を確定しました。

 

以上が、私がインドの会社にて新卒1年目において部署異動をした経緯になります。

異動後の部署では、経験したかった業務内容が経験できており、異動してよかったと100%思っています。

このへんの理由については、他記事にて記します。

 

異動の際に、私が一番印象に残っており、インド人のチームで本当によかったと思えた出来事があります。

それは、チームのみんながFarewell Partyを開いてくれたことです。

現地のManagerやManagerのManagerも東京からの出張帰りに、Partyに出席して一緒にお酒をのんでくれました。

チームのメンバーからは、プレゼントや手紙まで頂き、一人一人一言応援メッセージをその場で授けてくれました。

インド人の心の温かさに本当に感動したことを覚えています。

 

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Farewell Party

 

彼らから最後まで、後押しを受け、新しい環境でも精進するという奮起の思いをより強く持つことができました。

 

Dhanyavaad!!