インド文化・食
Namaste!
今回のテーマは「食」です。
その中でも普段インド人の同僚とランチや外食をする時に感じたことを中心に書いていこうと思います。
インド人の多くはヒンドゥー教もしくはイスラム教を信仰している場合が多いです。
彼らはお肉や魚を好んで食べません。
宗教とは関係ないところでも、彼らの母国インドではベジタリアンフードがより一般的であり、肉を口にする機会は日本に比べると極めて少ないため、味や食感から肉を好まない人も多くいます。
しかし、日本はほとんどがノンベジタリアンフードですよね。。お肉だけでなくシーフードもよく食べますし、味付けには鶏ガラやカツオなんかもよく使われています。
そんな日本においてはインド人は安心して食べられるモノを探すのは一苦労です。
(食品に含まれているものも小さく日本語で書かれていますし)
なので勤務先に食堂がついている場合であっても、ほとんどのインド人は社食はあまり利用しません。
彼らは
・自分達でお弁当を持ってくる
・コンビニでサラダやバナナ、パンなどを買う
ことで対応していることが多いです。
自分はインド人の同僚とお昼を一緒に食べていますが、だいたいはオフィスから少し離れたコンビニにいって、コンビニ近くの公園なんかでお昼を済ませることが多いです。
値段やご飯の量・質からたまにコンビニ以外で食べたくなる時は、チキンならOKとうインド人と社食に行きます。
また、お弁当組はみんなで作ってきたものをシェアしながらポットラック的な雰囲気でランチを楽しんでいます。
彼らがつくる家庭インド料理は本当に美味しく、みんなで輪になって食べるので楽しいです!
自分もベジタリアンのお弁当がサクサク作れるようになったらそちらに参加するようになりたいなと密かに思ってます。
そんな感じで、インド人同僚とのランチは社食や近場レストランを使うことは少ないですが、
外で気持ちよくご飯を食べたり、みんなでシェアしながら食べたり、中々日本企業だと少ないようなランチスタイルで楽しいですよ。
なんだかんだで彼らとのランチは美味しく楽しいですね。
ではまた、Dhanyavaad!
インド流・学習方法
Namaste!
今回はインド流・学習方法を紹介します。
インド人(特に優秀な人ほど)は、勉強が好きです。そんなインド人の学習方法は基本的に自己学習です。
彼らは業務に関すること、これから業務で活かせそうなこと、業務に関係なくても好きなテクノロジーなど、どんどん勉強しています。
インドの会社も自己学習を非常に推奨&賞賛しています。
新卒に対してもCEOやCTOが直々に「学習をし続けろ」と言いにきます。
マネージャーや部長クラスの人に対しても、「学び続けろ」と常に伝えています。
そんなインドの会社は自己学習のプラットフォームが本当に充実しています。
いくつもの外部学習プロバイダーとも契約しており、多様な学習に無料で取り組むことができます。
深層学習やIoT、自動運転やブロックチェーンなど最新のテクノロジーから、ビジネスデベロップメントやマネジメントスキルまで、本当に幅広くそして1つの単元に対して深く学習することができます。
そしてそれら学んだことは、会社内外で有効な「資格」となり、希望部署への異動や海外勤務などにも非常に有効です。
何よりも、学びに対する意識強い集団の中で過ごしているととても刺激になり、自分自身も勉強する意欲が尽きることがありません。
勉強が好きな方や、色々なチャンスを常に探し続けている人にとっては非常に良い環境だと思います。
ではまた!Dhanyavaad!
インドの会社の同僚や上司との関係は?
Namaste!
今回はインドの会社で働いてみて、同僚や上司との関係について感じたことをお伝えしたいと思います。
ちなみに、「インドの会社の雰囲気って?」でも紹介したように、自分はインド人に囲まれた環境で日々仕事をしています。
まずは同僚との関係です。
同僚は皆、インドで数年働いた後に日本に来ていたり大学院を出ていたりするので全員年上です。一番歳が近くて2つ上くらい。
でも”先輩”という感じよりも、むしろ”仲間”や”友人”といった関係性です。
会話も英語でするので敬語という概念がないのも大きいのかもしれません。
業務に関して分からないことはいつでも快く教えてくれますし、向こうも日本語で難しいことがある場合はいつでも質問してきます。
平日の仕事後や、休日も”友人”として飲みに行ったり、ドライブしたり山に行ったりしています。プライベートで会っている時も英語で話すので言葉使いに気を遣って会話をすることはほとんどありません。
自分が後輩だから店を取らなきゃとか、席は上座・下座だとか、そういったことは全く気にする必要がありません。
とても人間関係が築きやすいです。
なので土日が終わって平日になっても、同じ職場で働いている”友人”もしくは”仲間”に会いにいく、といった気持ちを持ちます。
これは自分とって想像以上に気が楽でした。
次に上司との関係です。
自分は上司もインド人です。自分の仕事内容も彼に評価されます。
インドは上司との関係もフランクでありますが、立場の違いはしっかりしています。
マネジメントをする立場にいる人は、やはり厳しい目で職場を見ていたり、他の同僚よりも時間管理に厳しいです。
注意を受けることもあります。
談笑や冗談も言い合う関係ではありますが、やはり他の同僚と同じような”仲間”という感じよりは、”上司”というイメージが強いです。
この点は割と日本人の上司を持つのと同じかもしれません。
ただ、インド人の上司は部下からの意見を多く求めます。そして相談もしやすいです。
「あなたはどう思うのか?」
「質問は(最後の最後まで)ないか?」
「日々の業務のフィードバックは何かないか?」
など、自分の考えや意見を伝える場面は日常に頻繁にあります。
この点も、あまり人間関係のストレスにはならないです。
まとめると、インドの会社において上司や同僚との関係は、
人間関係においてストレスレスです。
自分は毎日オフィスに行く時間も人間関係が理由で憂鬱になったりなどはしたことありません。そしてこれからもそうならないと思います。
もしインドの会社で働いてみたいかも?と思っていたら、毎日人間関係ストレスフリーですよ!とお伝えしておきます!
では、Dhanyavaad!
インド会社のビジネスモデル
Namaste!
今回は日本におけるインドの会社の典型的なビジネスモデルについて書いていこうと思います。
インドの会社、特にITの会社はサービスプロバイダーという側面が強いです。
ITも絡めた様々な業務をインドに持ち帰り、サービス・マンパワーを提供するかが基本的ビジネスモデルとなっています。
簡単なイラストを作るとこんな感じです。↓
日本にいるエンジニアは直接カスタマーと対峙して、どのようにカスタマーのビジネスをサポートできるか、ITや豊富な人材力でどのようなサービスを提供できるかなどを日々カスタマーと接するなかで分析し提案します。
カスタマーからのニーズがあれば、その仕事をインドにいるオフショアエンジニアに説明し、業務のファシリテーションをします。
いつまでに、どのようなアウトプットが欲しいのか、もしくはどのような継続的サービスが必要とされているのかをクライアントから聞き出し、インドチームと連携をとりながら仕事を進めていきます。
なぜカスタマーが自社でや他の日本の会社でなくインドの会社に依頼するかというと、まず1点目にコストが抑えられるからです。インドで働くエンジニアは平均給与が日本の水準よりも低いため、依頼額も少なくなります。
2点目にインドには優秀なエンジニアが非常に沢山いるため、クオリティの高いアウトプットが日本よりも早く得られることが期待できます。インドの大手ITで働いているエンジニアの多くは、大学試験や入社試験などにむけて高い競争率の中、勉強をしてきた専門性を持っているエンジニアが多いです。
そのような点に着目して、日本企業(や先進国の企業など)はインドの会社にサービスの提供を依頼します。
もちろん、中には日本でしかできない仕事や業務もあります。
しかし多くの仕事はインドで行われます。そのビジネスモデルが会社により利益をもたらすからです。日本だけで仕事が完結してしまうと、日本で働いているエンジニアには日本水準の給与が払われるため、同じ仕事でもコストがかかり利益が小さくなってしまいます。
なので日本に滞在するエンジニアは、いかにインドで行える仕事を受注するかが求められています。
もちろん、カスタマーとビジネスについて話すためにはカスタマーのビジネスを把握したうえで、テクノロジー知識・自社サービスのケイパビリティなどを承知していることが必要です。
まとめると、インド会社のビシネスモデルは
- ITのサービスプロバイダー
- マンパワーの提供
が主軸となっており、日本で働くエンジニアには
- カスタマーのビジネスの要求分析と受注
- インドで実際に遂行される業務のファシリテーション
が求められています。
IT人材が不足する日本のマーケットで今後特に伸び代のあるビジネルモデルであると思います。
では、Dhanyavaad!
インド現地研修編①
Namaste!
今回は筆者が体験したインドでの新人研修について記します。
配属される部署によって研修の期間や内容は異なりますが、新人に実施されるインド現地研修の主な目的はインド人の働き方や考え方を体験し理解する・自分の会社がどんなもんなのかを肌で感じることだと思います。
現地のインド人は日本に来て働いているインド人に比べると、ゆったりしていて、プレッシャーも比較的感じていません。
1日に1-2回お茶休憩をしたり、月末にはその月に誕生日のあった同僚をオフィスでみんなで祝ったりします。
筆者もインドでの現地研修を通して、インド人の働き方や考え方に対する理解にが深まり、一緒に働くインド人や会社がより好きになりました。
もちろん、先進技術や開発についても学ぶ機会が沢山ありました。
現地で研修できて本当に良かったと思っています。
食や治安について不安に思う方もいらっしゃると思います。確かにインドで現地の方が口にする料理は辛いものや油っこいものが多いです。
ただ、300-500円も払えばレストランで美味しいご飯がお腹いっぱい食べられます。
街の中心部に行けばブランドショップや化粧品店が多く入ったモールもあります。
基本的に日用品で手に入らないものはないです。
交通手段もUberやOlaといったネットで配車できるサービスも普及していて(しかも安い)、とても便利です。
夜遅くに1人で歩くことや、知らない人に安易についていくことは、どの国でも共通の避けるべき行為です。
そのようなことに気をつけていれば、バーやレストランで美味しく楽しいナイトライフも充実しています。
休日はトレッキングなども盛んです!
何より、ホテルや飛行機代は会社の経費なのでインドに行くハードルも無いですよね。
インドに訪れた際は、是非現地ステイを楽しんで下さい!
Dhanyavaad!
インドの会社の雰囲気って?①
Namaste!
今回はインドの会社の雰囲気について書きたいと思います。
自分の職場環境は、周囲はまるっきりインド人に囲まれています。
前の席もインド人、左右両隣もインド人、後ろもインド人、そんな具合です。
インド企業の雰囲気として最初に伝えたいことは、
インド人はとても優しいです。
そして周囲にとても気を遣えます。
自分が業務で分からないことや知りたいことがあり質問する時は、嫌な顔や忙しい素ぶりを見せずに丁寧に教えてくれます。
インドから日本に来て働いているインド人は、
仕事量も多く業務にいつも忙しいですが、いつでも時間を割いてこちらが理解するまで丁寧に教えてくれます。
そしてインド人はとても真面目です。
インドの会社に入る前はインド人は時間や決まり事に対してルーズなイメージがありました。しかし彼らは会社のルールは基本的に守ります。
朝は9時に出社し、夜は(残業代出ないのに)9時までオフィスにいる人がほとんどです。
会議も3分前くらいに会議室に入って、プロジェクターなどの準備もします。
もちろんお客様が日本の会社であるので、日系企業の雰囲気に少しでも近づいて距離感を縮めてビジネスチャンスを広げようという考えが背景にありますが、自分が思っていた以上に時間や決まり事に対して真面目に捉えて対応していました。
また、ビジネスやビジネスチャンスに対する考え方は、日本企業よりもアグレッシブな感じがあり、常に新しい仕事をゲットし、新しい技術を取り入れようとしています。
もう一つ、インドの企業の雰囲気として、日本人特有の余計なピュアプレッシャーはありません。
シャツの色や髭の有無、コーヒーブレイクやお昼に立つ時間など、休日の取り方など日本企業では必要以上に気にするような小さな点においてインド人は良い意味で気にしません。
上記の点ではとても過ごしやすいです。
まだまだ今回のエントリーだけでは書ききれない、紹介したいインド企業の雰囲気が沢山あるので、今後も少しづつ書いていきたいと思います。
今回はこの辺で。
Dhanyavaad !
インドの会社で働いてみた。
Namaste!
私はインド系の会社で働いています。日本人です。
世界中で幅広くITサービスを提供している大きいインドの会社に勤めてます。
日本では外資系というとアメリカの会社やヨーロッパの会社をイメージする人が多いかと思いますが、私はインドの会社で働いています。
ググってみてもインドの会社に勤めていて、
かつ勤務地は日本である人の情報はあまり出てこなかったので、
- インドの会社の雰囲気
- インドの会社での業務内容
- インド文化
- 良い点
- 少し苦戦する点
- インド人に囲まれて働くこと
などについて実体験をもとに発信していきたいと思います。
これからインドの会社に勤める予定がある人、興味がある人にとって少しでもインドの会社についてヒントになることがあれば幸いです。
そうであるブログになることを目指します。
Dhanyavaad!